フランスの詩人、ポール・ヴェルレーヌが獄中で書いた詩の冒頭の一節です。(詩集『叡智』より。渋沢孝輔訳)
牢獄の中。
孤独と憂鬱に閉ざされて
ついさっきまで、それがそこにあることを忘れていた私。
でも、ふと視線を転じた瞬間に気付く。
それがいつも、黙ってそこに「在る」ことに。
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